空と彼と私

「……ありがと」


征司が、私と話をしたいなんて、夢のようで、天にも昇る、そんな気持ちだ。


ついニヤつく顔を隠しきれなかった。


「フッ、そんなにサボりてェの?」


違う。征司と、まだ一緒にいれることが嬉しいの。


だけど、ラインはちゃんと引かないと、征司は逃げ出してしまう。


嫌われたら、もう二度とこんなふうに話してくれない。


そう思ったから、自分をごまかし笑って頷いた。


二度目のチャイムが鳴ると、緊張がやや解れた。


それから一限目が終わるまで、征司と私は、互いのことを話した。


その会話の中で知れた征司。


目が悪く入れているカラコンに度が入っていること。


ここの理事長が征司の親戚だということ。