空と彼と私

「……うん」


目が合うだけで、心臓の音が、速くなっていく。


シーンと静かになった準備室中に、響き渡るのではないかというくらいドキドキが激しい。


「何で、あいつについて行った?」


昨日Clubに行った理由は聞かれたが、根本的なところは聞かれず安堵したというのに、やはり聞かれた。


そりゃそうだよね。教室で、あんな仕打ち受けたのに、ついて行くなんて有り得ないもの。


「あ……あの。言わないとダメ?」


昨日は、言いたくないならってことだったけど、今日は甘くなかった。


征司が、大きく頷いた。


どうしよう。本当のこと言ったら、絶対に機嫌を悪くするに決まってる。


何か良い言い訳ないかと無い頭をフルに使って考えたが、思いつかない。