空と彼と私

左側に棚があり、そこに、地球儀や、地図がある。


それも、埃っぽいから、使われた形跡がなさそうで、右側には、先生の資料らしき、本がいくつも、棚に並べられている。


その間に、職員室にあるような机と椅子が二つ。


そこだけは、埃一つなく綺麗だ。


その机上に征司が腰をかけた。


「悪い。昼休みにしようと思ったけど、麻衣を見かけたから。今でも、いいか?」


「あ、うん。大丈夫」


「なら、座れよ」


椅子を足で押し出す征司に、ドキドキしながら、頷き腰を下ろした。


「最初に言っておくと、あいつは、もう学校来ねェ。警察に捕まった」


「…………」


煩い。急に、打ち付ける心臓の音が、加速する。


「驚かねェの?」


いや、驚いている。むしろ、驚きすぎて、固まっている。