私も、今までにないほど、真剣に走って追いかけた。
「場所、説明しろ!」
私が、追いついた時には、既にエンジンがかけられていた。
「アーケード街の端の脇道に入ったところにある喫茶店『Aqua』わかる?」
「あぁ」
「あそこの通り沿いの天然石のジュエリーショップ」
それを、そのまま、電話の相手に伝えて、電話を切った。
「サンキュ、麻衣。わりぃが送っていけねェ。気をつけて帰れよ」
私の頭をポンポンとして、紙袋を掻っ攫うようにして取り上げると、猛スピードで走って行った。
それを見送ると、シンから電話が来ないように、充電切れに見せ掛けるように電源を切った。
まさか、征司の手を汚さないようにって思ったことが、こんな結末になるなんて……。
見上げた空は私の不安をあらわすかのように暗く、星が出ているのに月が見えない。
「場所、説明しろ!」
私が、追いついた時には、既にエンジンがかけられていた。
「アーケード街の端の脇道に入ったところにある喫茶店『Aqua』わかる?」
「あぁ」
「あそこの通り沿いの天然石のジュエリーショップ」
それを、そのまま、電話の相手に伝えて、電話を切った。
「サンキュ、麻衣。わりぃが送っていけねェ。気をつけて帰れよ」
私の頭をポンポンとして、紙袋を掻っ攫うようにして取り上げると、猛スピードで走って行った。
それを見送ると、シンから電話が来ないように、充電切れに見せ掛けるように電源を切った。
まさか、征司の手を汚さないようにって思ったことが、こんな結末になるなんて……。
見上げた空は私の不安をあらわすかのように暗く、星が出ているのに月が見えない。

