空と彼と私

それも、シン達が言っていた男じゃない。


女の子だ。


ショップを出た時、ウィンドウに映った女の子。


これは、連絡した方がいいのかな?


スマホを取り出して、電話するかメールするか悩んで、メールにした。


話を誰かに聞かれたら、マズイと判断して。


すごく気を使い、LINEでメールしたのに、即行既読と共に見たメッセージは、

『逃げ出さないかお前の監視だ。バーカ』

って、酷い。


信用ないのか、余程大切なモノなのか。


待ち合わせ時間まで、あと少し。


待ち合わせ場所に到着した私は、メモを見ながらキョロキョロしてみたが、それらしい人はいない。


シン達の言う怪しい男も見当たらない。


……と、その時だった。


ずっとつけてきていた女の子に肩を叩かれ、メモを渡された。


それも、何も会話せず、いきなり握らされた。