空と彼と私

このショップ、一見、天然石を専門に扱うアクセサリーショップのようだけど、その雰囲気が怪しい。


「そいつ?」


「あぁ、雰囲気は適任だろ?」


シンと店員は、一瞬だけ私に目を向けた。


この異様な空間の雰囲気が気持ち悪く、落ち着かない。


それどころか、嫌な汗が、さっきから出て、手の平がじんわりと汗ばんでいる。


おどおどする私に、シンの容赦ない冷たい視線が突き刺さる。


「麻衣、諦める変わりに仕事を一つ頼まれてくれない?」


射抜く視線は、とても嫌と言えるものではない。


かといって、何?と聞いたら最後のような気がして、口を噤んだまま、目を逸らした。


「まあ、ここに来た以上、ただでは出れないけど」


シンからの死刑宣告が下った。