空と彼と私

大股でせっかちに歩くシンに、足をフル回転させ着いていく。


半強制的で、殆ど拉致られているのと変わらないけど。


「何処行くの?」


「うーん、来ればわかるよ」


下品な笑みは、身の危険を思わせる。


「言っとくけど、ヤらねェから。そっちの心配は無用。つうか、俺、二回ぬいたばっかだし、麻衣じゃ、無理。萎える」


聞いてないし。そんな報告いらないし。


かなり失礼なこと言われてるけど、怒る気にもなれない。


ここで、もう一度聞こうものなら、殴られる。


黙って、着いていくと、あるショップに入っていく。


「よお!」


「おう!」


ショップの店員さんは、私など見ずに、シンに挨拶をする。