空と彼と私

そこから、里緒の興奮が読み取ることが出来た。


目ん玉ひんむくって……。


普通なら、せいぜい飛び出すとか言わない?


それ以前に、目ん玉なんて里緒は、言わない。


かわいい女の子なのに。


「……ックシュン」


「何?風邪でもひいた?まさか真壁くんを見に繁華街に行ってたとかないよね?」


興奮がいつまで経っても冷めないらしく、身を乗り出して、ストローで吸う私の肩を揺すってくる。


「里緒、迷惑。零れるから止めて。くしゃみは、昨日、日だまりで暖かいと言えど、この季節に、外でうたた寝しちゃったから、風邪引いたっぽい」


一気に飲み干した。


「はぁ!?何、あんた黄昏でもしてたの?あッ、フラれたばかりだからか。そうかそうか」


自己解決しないで欲しい。