空と彼と私

こんな姿では、廊下もあるけない。


注目を浴びて、挙げ句の果て笑い者になる。


ただでさえ、振られてダメージが大きいというのに、これ以上精神的に傷つきたくない。


仕方なく重くなった足を引き摺り目指した場所は、体育館裏だった。


校舎からかなり離れていて、人目につきにくい。


午後の授業が始まるまで、時間を潰して、それから、トイレか保健室に行けば笑い者にならなくて済むはず。


そう思いながらたどり着いた体育館裏は、裏庭とまた違った意味で荒んでいた。


不良校らしく、地面には無数の煙草の吸い殻が落ちているし、囲いのフェンスは、潰れたり破れたりしているし。


ヤンキーのたまり場は、踊り場と屋上と聞いていたけれど、まさか、体育館裏も!?


もしそうなら、この後、誰かがくるかもしれない。そう思うとこの場所も諦めざるを得ない。