空と彼と私

そんな時、階段を上ってきた麻衣が、舞子に見えた。


似ている。


その時、初めて麻衣が舞子と似ていることに気づいた。


最初は、舞子に重ねていたのは、悪ィが否定出来ない。


星空を見せに行ったのも、


汚れた麻衣を助けたのも、


舞子に重ねていたからだと今でも思う。


でも、いつからか、俺にもわかんねェが、気づくと舞子じゃなく麻衣を思い出してた。


それに気づいたら、麻衣と舞子は全然似てねェって。


麻衣、傷ついただろ?
ゴメン。


本当は会って詫びたかったが、あいつ尻尾見せねェし。


こんな形で、サヨナラ言わなくちゃならなくなったけど、俺は、麻衣に出会えてよかったと思ってる。


麻衣も、そう思ってくれていたら嬉しい。


もし……


いや、もしは止めておこう。


麻衣の幸せを心から祈ってる。


真壁征司