空と彼と私

「征司はそれで監禁されたのですか?」


「ハァ」


盛大なため息が耳を掠めた。


「馬鹿……でした?」


多分、そうだ。


白い目が私を見ている。


「真壁は、監禁されることがわかった上で屋敷に足を踏み入れたんだ」


そんなことにも気づけないのかと、言いはしないが、ひしひしと伝わってくる。


「それが、真壁の作戦。新しいルートになるには、高代貴一郎に近づくのが一番手っ取り早いから」


嘘っ!!

征司は、自分から?


「そう征司に仕向けたのは、神龍会じゃないのですか?征司が、単独でそんなこと……」


利用するつもりが、利用されたとか?


「勘違いしてんじゃねぇよ。最初に、この話を持ってきたのは、真壁だ」


「えっ!?」


「真壁が潜り込み情報を掴むから、つって来たんだ。って、そこまで言わせる気?」