空と彼と私

図星。
図星だけど、言われたくないよ。


「だからバカだって言ってんの。まあ、そんな奴と友達やってるまりあちゃんも、こんな奴に力を貸したうちの若頭も、バカかもしれないけど」


「なっ……バカバカバカって。バカだけど、それなりに考えているんです!」


「じゃあ、それでいいよ。そのない頭で考えた?真壁がどうして自首したか?ちゃんとあいつの気持ち考えてやったかよ!」


わかんない。
亮さんの言うことが。


征司のこと、知ったようにいう亮さんがわかんない。


「真壁がお前なんかの為に自首したかと思うと腹がたつ」

「私のため?」

「ちゃんと説明しないとわかんないようだから、一から十まで説明してやる。よく聞いておけよ」


亮さんの言葉に黙って頷き、耳を傾けた。


「今回の仕事のヤマは、神龍会のシマを荒らす薬のルートを絶つこと。これが、大前提だ」