空と彼と私

「ヒカリじゃなくて、レミか。成る程そうか。これもそういう事か。ご苦労さん、褒美をやるよ」


それが、激しいエッチだとは、声を聞けばわかる。


ババアとか言って、ちゃっかりそういう関係なんだ。


「今のうちに出るよ」


まりあちゃんにせかされて、私たちは息を潜めるようにして、部屋から出た。


これで帰るかと思ったのに、まりあちゃんは、まだ目的があるらしくズンズンと足を進めている。


カンファレンスルームだと思われる場所で一旦立ち止まると、中に入っていった。


「ここにも仕込みをしていくから」


まりあちゃんの小さな声が私に緊張感を与える。


「うん。私は、何をすればいい?」


「そこら辺に隠れられそうな場所がないか調べてちょうだい」


多分、不要だと思う任務。


こんなガランとした場所に人が隠れられるはずもない。