空と彼と私

「はい」

「うん、素直でよろしい。私はこれから仕事があるからあとは、さっきのババアに聞くといい」


ババア!?


確かにそうだけど、使用人をそのように呼ぶなんて、傲慢じゃ……。


「あ、それから、一つだけ忠告」

「はい」

「2階の一番西側の部屋には、絶対に入ってはならない」

「はい」

「もしも立ち入ることがあったら、君の将来はないものと思いなさい」


パタンとドアを閉めていなくなった。


入れ替わりに、先程の女性が入ってきた。


リツと名乗るとまるで、ロボットのように説明していく。


そして、私は、広い屋敷の掃除から教わることとなった。


掃除なんて、めったにしない私は段取りよく出来るわけもなく……。


「あなたには、期待などしてませんから、せめて高価なものを壊さないように。全く何を考えてこんな子雇ったのかしら」