空と彼と私

これが噂の?と今度はこちらが目を見開いてしまう。


「龍牙、上は駄目なんでしょ?」


「あぁ。あそこに、お前以外の女は入れたくねェ」


「わかった。じゃあ、呼ぶまで、二人にして」


「入り口に、見張りは置いとくぞ」


そういうと、龍さんは、征司までも引き連れて出て行ってしまった。


それをぼーっと見送っていると、横から、

「あの二人並ぶとカッコイイでしょ。しかも高校生って感じがして、好きなんだ」

まりあさんの声が聞こえた。


不意にそちらを見ると、目が輝いていて嬉しそうで、私の視線を感じるとニッコリと微笑んだ。


「うらやましいです」


「え?」


「二人がお似合いで。征司は、私をそういう目で見てくれたことがないし……。片思いでもって思っていたのに、欲張りになっていって……」