空と彼と私

「何よ!」


言い合いしながら、連れられてきたのは、VIPルーム。


「もうすぐ、龍さん達来るから、ここでおとなしくしてて」


「龍さん達?」


「知ってんだろ?省吾さんと亮さん」


「噂だけなら」


「安心しろ。今日は、多分、真壁は、来ねェよ。来たとしても、下からこっちは見えねェ」


この男は、そこまで用意周到にして、私を連れて来たということらしい。


「里緒は?」


「知らね。その辺でいちゃついているんじゃない?」


「ここにいる奴らは、少なくとも、無理矢理ヤったりしねェ。もし何かあったとしたら、合意の上だ」


それを聞いて少しホッとした。


「何かあったら呼んで」


そう言い残し、北條とかいう男は、出て行った。


代わりにドリンクが届けられたが、とても飲む気になれず、階下を眺めた。