空と彼と私

ほかっておいてくれないのか?


その背中を見つめながら、恨めしく思ってしまう。


何気ないそぶりが、優しさが、征司をどんどん好きになっていっていることに気づいて欲しい。


何も望まないから、これ以上私を好きにさせないで欲しい。


見えなくなりそうな征司にハッとして、大急ぎで征司のもとまで、走った。