空と彼と私

「え?だったら、話し掛けれるよね?麻衣、お願い!一生のお願い!!」


「あのね、話、聞いてた?無理なの!それに、一生のお願いは、そんな頻繁に使うものじゃない」


手を合わせて頼む里緒の気持ちはわかるけど、何かいちゃもんつけられたら、どうしてくれるの?


「じゃ、遠くから見てるだけでいいから、隣について来て!」


と言い終わらないうちに、私のカバンを持ち立ち上がって歩きだす。


カバンを人質って……。

まだ、飲みかけなのに。


仕方なく大きなため息をついた後、里緒の後をおいかけた。


入り口の派手な雰囲気と違い、中は、薄暗い。


「私、ここにいるから」


と、里緒に、UFOキャッチャーを指差して言うと、カバンを返された。


遊んで待ってろということらしい。