正確には、眼鏡をしていない彼を知っている。
隣の里緒は、私の腕をバンバンと叩きながら、興奮気味に何やら話し掛けてくるけれど、耳に入ってこない。
だって、彼は、名前こそ知らないけれど、シンの友達らしく、付き合っていたころ何度か見たことがある。
もしかしたら、シンの運び屋のことも、警察に捕まったことも知っているかもと思うと、背筋が凍りつきそうだ。
何か仕返しされないだろうか?
文句を言われないだろうかと怖い。
「……麻衣?聞いてる?」
里緒の顔が、目の前に、どアップになったことで、小さな奇声を発する羽目になった。
「ゴメン、何?」
「うん。だから、ついて来てよ。隣まで」
クイッと親指を後ろに指して、ニコッと微笑まれるけど……。
「む、む、む、無理。あの人、多分、シンの友達」
隣の里緒は、私の腕をバンバンと叩きながら、興奮気味に何やら話し掛けてくるけれど、耳に入ってこない。
だって、彼は、名前こそ知らないけれど、シンの友達らしく、付き合っていたころ何度か見たことがある。
もしかしたら、シンの運び屋のことも、警察に捕まったことも知っているかもと思うと、背筋が凍りつきそうだ。
何か仕返しされないだろうか?
文句を言われないだろうかと怖い。
「……麻衣?聞いてる?」
里緒の顔が、目の前に、どアップになったことで、小さな奇声を発する羽目になった。
「ゴメン、何?」
「うん。だから、ついて来てよ。隣まで」
クイッと親指を後ろに指して、ニコッと微笑まれるけど……。
「む、む、む、無理。あの人、多分、シンの友達」

