「巻き込んで、ごめん。救急車呼ぶわ」 そんなに酷い傷なのか!? 自分のことながら、言われるまで分からなかった。 救急車を呼ぼうとする彼女。 そこに、待ったとしがみつく。 我ながら、なんて大胆な。 しかして、こうしなきゃならないと思った。 「す、すす、すす、すー」 告白しなきゃいけないってーのに、この舌っ足らずがっ。 行動したのに、言葉に出し切れていないため、完璧変質者。ああ、彼女に嫌われると意識が遠のく最中。 「格好良かったじゃない、佐々木くん」 昇天してしまうことばを聞いた。