視線を落とした私の頭上から あっけらかんとした ケンの声が降り注ぐ。 「良いに決まってんじゃん!」 …!!!? ケンは真っ直ぐ私を見て続ける。 「壊して新しくするってのも アリかもしんねーけど それ以上に 守って続けて行くってのは もっと大変で大切なんじゃねーの?」