「本日お呼び致しましたのは…」 (…………?) 「アン王女の幸せを願った… イワン王子からの ご要望でございます。」 (…………?!) アンも何も聞かされていないらしく 執事の言葉に呆然としたまま 耳を傾ける。 「勿論お二人のご意志が一番でありますが……」 そこまで言うと 執事が気合いを入れるように スウっと息を吐く。