「そんなことはないでしょー。寄ってはくるんだから」
由佳理は、カクテルを片手に言う。
「でもそれ、ハズレばっかじゃん」
「まぁ、それもそうだねー」
「由佳理に言っても仕方ないんだけどねー……あっ」
由佳理と話しながら携帯を見ていたら、思わず声が出てしまった。
「え?どうしたの?」
「あ、いや……ゴール決めている」
小さくそう呟くと、意味が分からないみたいで首を傾げる。
そのうち何かに気づき、私の手から携帯を奪う。
「ちょっと、由佳理っ」
私の声を振り切って、携帯画面を見た。
【得点】前半42分:新山隆弘


