「花梨。俺と、付き合ってくれなか?」


「え・・・!」


「あ・・・。い、イヤならその・・・断ってくれ・・・」


「い、いえ!全然イヤじゃないです!
う、嬉しすぎて・・・その・・・えっと」


私はしどろもどろになりながら
次の言葉を探した。

もちろん、OKという答えを。


「つまり。付き合ってもいいってこと?」


「は、はい!そうです!
私も、学先輩とお付き合いしたいです!」


「そっか・・・!」


学先輩の顔を見ると真っ赤になっていた。


「そ、そんなに見ないでくれよ・・・照れる・・・」



「せ、先輩。顔真っ赤ですよ・・・!」



えへへ・・・と笑いながら言うと
先輩も私の顔の赤さを指摘した。


「お揃いですね・・・!なんて・・・」


「だな・・・?」



なんだか今日の塾の勉強は頭に入らなそうな気がした。