「誤解すんなよ!? 真面目だし、乙葉に合ってんじゃん」



焦った!



俺の気持ちがバレたら、乙葉に弱みを握られるようなモンだ。



「もう呼ばない。今から勉強したいの、出ていって」



有無を言わさずドアを閉められた。







これで引き下がる俺じゃねーし。



なんとか乙葉をその気にさせる方法を考えよう。



その日の夜は、弥生ちゃんの笑顔を思い出してはニヤけるという……



俺らしくないことをしていた。