珍しい!



あたしの友達が家に来ると、いつも鬱陶しそうにするのに。



「前に双子だって話、したことあるよね。お兄ちゃんなの」









「ども。嵐です」



嵐はさっきとは打って変わって、笑顔になっている。



それに反して、弥生ちゃんの目は完全に泳いでいて、ヤンキー嵐にビビッているのが一目瞭然。



それを察したのか、嵐もすぐに自分の部屋に戻った。