なんで私は....

「はぁ...坂口は長州の間者か」
患者?かんじじゃ?間者!

「違う」

「じゃあその格好はなんだ
異国の服か?」
普通にジーンズに黒いパーカー
この時代にしたら不思議か、でも

「いや違う」

「ねえ君ちゃんと話した方がいいよ?
本当のこと言わないと斬っちゃうよ」
ずっと黙ってた沖田が
いきなり言ってきた


それと同時に首筋に刀をあててきた
生ぬるい血が首に伝ってゆく

「本当だ、」

「じゃあその格好どう説明するんだ」

そう。私は

「なにも言えないのか?」

「やっぱり長州の間者ですね」

「違う」