先輩の家の前で 「涼君、尾崎君 ありがとう」 「いや」 「じゃあね、さよなら」 「失礼します」 先輩が家に入り 「行こうか」 「あぁ」 悠と2人来た道を戻る。 「涼」 「悠、悪いけど帰るわ」 「あぁ。またな」 「あぁ、じゃあな」 悠と別れて 悠は俺の気持ちを察して何も言わなかった。 フッ さすが保育園からの腐れ縁 俺の気持ちはお見通しか。 なぁ、悠 俺にはお前って親友がいて救われてるよ。 ありがとな。