打ち上げを断った惟月とのんびり帰る。 「ん?どうかした?」 「打ち上げ、行かなくて良かったの?」 「いいんだよ、美月といたいしさ」 「…っ」 もう…、なんでどきどきすること言うかなぁ! 「あと1年、待ってるから」 「…ぅん」 惟月といっぱい一緒にいれるなら、早く1年経って欲しい。 兄妹だよ、兄妹だからこそ… 限りある時間を、共に。 ねぇ? もし本当に運命の赤い糸があるなら、兄妹でも繋がってると思うの。