「ただいまー」 帰ってきた瞬間、クラッカーを鳴らす。 「「「お疲れ様ーッ!」」」 「うわ…っ!!」 惟月のびっくりした顔、カワイ〜ッ! それから皆で夕飯を食べた。 すっごい、幸せだった。 でも…この幸せには、勝てないの。 「惟月…お疲れ様」 「ありがとう。 …来年は美月の番だからな?」 「ん〜;頑張る…」 あやふやな答えをだしたあたしの腕を引っ張る。 あたしは、惟月の足の間に座った。