「だって…兄妹で手繋ぐなんて、可笑しいょ…」 「この間まで繋いでたのに?」 「っ、友だちに可笑しいって言われたの!」 「要ちゃん?」 「ちがうっ!」 寒いのに体が熱い。 これが…恋するってコト? 「ふぅん…じゃ、服の裾でもいいから掴んどけよ? 危ないから」 「…うん」 ちょっとだけ、服の裾を摘まんだ。 それだけでちょっと幸せを感じた。 でも…、あたしたちは兄妹だから。 ほんとは…好きになっちゃいけなかったんだよ。 だからあたしは…この恋を隠そう。