「もう暗くなってるだろ?! それにこんなとこまで来て…ッ!」 言われて周りを見渡せば、見たことのない風景。 あたし…こんなとこまで来てたの?! どーやってきたかもわかんないし…。 「ごめんね、お兄ちゃん…」 「はぁ…そんな言葉が聞きたい訳じゃない」 イライラしたように首を横に振る。 でもね、あたしはちゃんとわかってるよ? 「ありがとう…」 心配してくれたコト そのおかげで、いつもしっかりつけてるはずの ママの手編みのマフラーがない。