「美月ちゃん、俺ね…」 「ぅん?」 莉禾さんがいなくなって、また2人きりの部屋。 シャーペンのカリカリッと言う音に混じって、叉牙くんが口を開いた。 「今日、誕生日…なんだ」 「へぇ〜…え?!」 ウソ?!いきなり言われても…!! 「プレゼントないよ?!」 「あー…うん、だからさ…」 「へ??」 ほっぺに手を添えられて、叉牙くんの顔が近付く…。 またほっぺちゅー…? でも、叉牙くんの唇はほっぺじゃなくて…