お兄ちゃんのことだから、あたしが避けてるって…気付いてるでしょ? なのに、あたしが急いでるからって…。 「ほら!行ってこい」 「ありがとう…!」 遠くからでも目立つ叉牙くんに向かって走っていく。 このときから、何かが…変わっていった。 「ごめんなさいっ!!」 「別にいいって〜♪気にすんな!」 ね、と頭をぽんぽん撫でられる。 …あれ?これって前にもあったよね…?