失って初めて気が付く、なんて
よく小説に使われているけれど
本当に、そうなんだね…。
「あのね…要ちゃん」
昨日と同じカフェ。
昨日、あんなことがあって、やっと気が付いた。
何があっても、惟月が好き。
惟月を愛してる。
なら …要ちゃんにだけ、内緒にしてはいられないでしょ?
「何、どうしたのー?」
笑ってる要ちゃん。
拒絶されたって仕方ない。
だって“キンシンソウカン”なんだもん。
「あたし、この間…彼氏、と別れたんだ」
「えっ…うん、」
「でもやっぱり、好きなの」
「うん」
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