「え?…あっ」 ど、どーしよ…! 雪成くんのこと、忘れてたよぅ…っ。 それにあたし、さっき惟月!って呼んじゃったよね?? あわわ…もしかして…ヤバい?! 「…楓くん、そちらは…?」 案外近くに声が聞こえて、隣を見る。 あっ…この人、惟月と一緒に本屋さんにいた人…! 何で、一緒にいるの…? 「あぁ、この子は美月。 俺の彼女だよ」 彼女…! うあ…、うれしい…!