「美月、今日本屋行かないー?!」 「うん、いいよぉ」 なんかもう…どうでもいい。 「ふぅ…」 「美月元気ないよね。 どうかした??」 「ん〜…」 ただ、心の中がぽっかりしてるだけ。 1度満たされてしまったから。 「はぁ…」 早く惟月に会いたい。 会うだけで少し、満たされるから。 ちょっと有名な、大きい本屋さん。 あ…あれ、惟月の好きな作家さんだ。 新作、出たんだ…。 惟月はもう読んだのかなぁ?