「美月っ?!」 ―バタッ 「…俺が運んでやろっか?」 「え―?」 「…ん〜…?」 微かに香る消毒液の匂い。 「美月!目ぇ覚めた…?」 「かにゃめちゃ…ぅ?」 「美月!大丈夫か…?!」 「お兄ちゃ…ぇ?! 何でいるの?!」 「美月が倒れたって聞いて…」 あたし、結局お兄ちゃんに迷惑かけた…。 頑張れば頑張るほど、空回りして…。 こんな自分、いやだ…っ! 「帰って…!帰ってよぉ…ッ!」 「え―?」 「お兄ちゃんなんて嫌い! 大っ嫌い!!」