「っ…、なん、で…ッ」 「フッ…前と同じこと、言うんだね」 そう呟いた叉牙くんはとても悲しそうだった。 「ごちそうさま。 あと…俺、諦めないから」 「え…??」 諦めないって…何を…?? あれからずっと自分の部屋で考えてた。 「美月ーッ!ご飯出来たわよーッ!」 「はぁい!」 …もしかして、叉牙くんは…まだあたしのこと…? リビングのドアを開けるとパパと惟月もいた。