「うん…うん! あたし幸せだから! すっごくすっごく、幸せだから! …あたしも惟月とずっと一緒にいたい!!」 「っ…良かった、」 あたしたちは兄妹で、でも兄妹だからこそ出逢えた。 運命だって、ずっと一緒だって…思ってた。 4月 惟月と別々の学校に行く。 でも大丈夫、制服の下に惟月にもらったネックレスがあるから…。 「ぁ、要ちゃーん! おはようー!」 「おはよ、美月ッ!」