そこは松葉高校の前だった。 私が通っている横浜美咲高校から駅にして二つ離れたくらいの場所にある。 「ここ、オレの母校」 「私の高校もすぐそこだよ」 「へえ。この傍にスタジオがあってさ。君がバイトしてるコンビニに寄ったのはレコーディングした帰りだったんだ」 池袋に住んでいる零士が何故、私がバイトをしている横浜市内のコンビニに現れたのか。 その疑問が数学の方程式のように解けた。 中学の時、北海道から出てきて、ここの高校へ進学し、大和と留衣と出会ったそうだ。