この空の下で


「俺の運命の人は凜だよ。
出会ったあの頃から凜しか見ていない。

色んな女と付き合ってきたけど、
好きになれなかった。
凜しか無理だった。

再会した時に運命だと確信した。
話せた時、本当に嬉しかった。
付き合えるとわかった瞬間、
嬉しくて泣きそうになった。

けど俺は焦りすぎてたよね。
不安だった。
凜がいなくなりそうで。

見てるだけで良かったはずなのに、
もっともっとと、
凜を独占したくなっていた。

誰とも話すな!触れられるな!
俺だけを見て。そう思ってた。
いや、今でも思ってる。

俺は凜がいれば何もいらない。
凜の為に死ねるよ。本当に。

凜、本当にすいませんでした。
別れたくない。離れたくない。
俺は凜と結婚して、
子供を一緒に育ててくの。
毎日笑って幸せを感じたい。」

あたしの為に死ねるって。
そんな男は嫌だよ。
優は弱い男じゃないでしょ?
あたしよりも、好きになれる人いるよ。
きっと、今よりも幸せになれる。
あたしとこれ以上いたら、傷付ける。

許してあげれば簡単なのに。
なんで許せないの?

優は本当にあたしの事が好きなんだよ?
いや、好きならなんで他の女抱くの?
なんで嘘つくの?
やっぱり許せないよ。ごめん。