「高城さん仕事大丈夫ですか? とりあえず優と帰ります。 もし言い足りない事あるならば、 後で電話もらえます?」 そう言って財布から名刺を出して渡した。 「俺嘘つかないから。」 そう言ってるのが聞こえたが無視した。 「では、また。 ここに来ることは、 二度とないと思いますけど。」 いつの間にか周りに、 数人のプランナーさんがいる事に気付き、会釈し笑顔で言った。 「優、早く行くよ!」 そう言って腕を掴んだ。 車までは平常心。 そう呪文の様に唱えながら、 きつく腕を掴んでいた。