恋しちゃ、いけない。~ツンデレ男子と素直になれない女の子~


「なあ…。亜紀。勝負しねえ?」

はあ!?突然なんなの。
てか、ここ図書館だし。
爽汰、荒過ぎ。

「おい、お前が思ってるよーな勝負じゃねーよ。テストの点で勝負しよう、ってこと。」

はー、なるほどね。
バカ爽汰が、また奇想天外なこと言い出したとおもったわ。

「いいよ、別に。科目?合計?」

「合計でいいだろ。俺たち、得意科目に差があるみたいだし。」