そして、案の定、先ほどの彼も降りる。

「あの、さっきは、ありがとうございました…!!」

「別に。朝から気色悪いもんみたくなかったから。それに、あんた、そんな短いスカート履いて、痴漢してください〜ってか?触れるのがいやなら、もっと自分から気をつければ?」

は。

彼の口からはとても想像もできないような言葉が飛び出してきた。

なんなの、あいつ。
さっきまでの気持ちとは一転、イライラした気持ちが湧いてきた。