…帰り道も、無言。 でもなんだか、さっきみたいに気まずくなかった。 暖かい気持ちに、なった。 私の家の前につく。 「…じゃあ、今日はありがとう。また、学校でね。」 「…おう。…あのさ、さっきも言ったけど、浴衣、めちゃめちゃ似合ってる。…つーか、すっごい可愛い…。」 爽汰が、顔を真っ赤にして、ぼそっと言った。