最後の花火が打ち上がって、花火大会は終わりを告げた。 「…じゃあ、帰るか。」 「…うん。」 結局、美佐にはあえなかった。 美佐に、悪いことをしてしまった。 明日、浴衣を返すついでに今日のことを話そう。 すごく人が多かったが、手は繋がずに帰った。