お風呂から出て、部屋に入り、
テレビを点けると、
佐紀は、ベッドに突っ伏した。


  “はぁ~~、疲れたぁ”


疲れすぎて、何もする気にならない。

そのまま、ジッとしていると、
ランニングの時の続きなのか、
今日はなぜか、
入学したての頃が思い出された。


そして佐紀は、
同級生の、祐太の事を思い出していた。