「部活~ウチらバスケ部~番外編」    佐紀、二十歳




ここは、どこだろう。

広い野原の、一本道のようである。

向こうに、山が見える。

どうやら道は、その山に続いているようだ。

佐紀は、山に向かって、
その道をトボトボと、歩いて行った。

ところがその道は、途中で途切れていた。


  “あれっ、何で?”


不思議に思っていると、目の前に、
お婆さんが現れた。

お婆さんは、佐紀を見ると、


  「あれ、アンタ、

   何でこんなトコ、いてんねん。
   ここは、アンタの様な子が来るトコ
   ちゃうで」


佐紀が、何か言おうとした時、
お婆さんの後ろから、祐太が出て来た。


  「よっ」


  「祐太っ!」


佐紀は、祐太の処へ駆け寄ろうとすると、
二人は手をあげて、それを押し留めた。


  「コッチ、来たら、アカン!!」


お婆さんの大きな声に、
佐紀は思わず、足を止めた。