警察が屋上に突入瞬間を、出入り口から見てた優。
「バカじゃない…」
刺されても、告白しない和也に、優はそう呟くと、
倒れている直樹に気づき、
「飯田くん」
駆け寄り、抱き上げようと、近づく。
直樹に手をのばし、触れようとした時…。
「ナオくん!」
香里奈が、駆け寄ってきた。
直樹をはさんで、
香里奈と、優の目が合う。
「え…」
しばらく、時が止まる。
優は不敵に、笑った。
「生徒が倒れてる」
「早く、タンカーを!」
救急隊が、階段を上がってくる。
「怪我人を、早く!刺されている生徒もいるぞ」
「離せ!まだ終わっていない!」
叫び、暴れながら、淳は警官におさえられて、屋上から連れていかれる。
直樹も、タンカーに乗せられる。
直樹にすがりつく香里奈を、横目で見つめながら、
タンカーで階段を降りていく直樹を、優はただ…見送った。
「バカじゃない…」
刺されても、告白しない和也に、優はそう呟くと、
倒れている直樹に気づき、
「飯田くん」
駆け寄り、抱き上げようと、近づく。
直樹に手をのばし、触れようとした時…。
「ナオくん!」
香里奈が、駆け寄ってきた。
直樹をはさんで、
香里奈と、優の目が合う。
「え…」
しばらく、時が止まる。
優は不敵に、笑った。
「生徒が倒れてる」
「早く、タンカーを!」
救急隊が、階段を上がってくる。
「怪我人を、早く!刺されている生徒もいるぞ」
「離せ!まだ終わっていない!」
叫び、暴れながら、淳は警官におさえられて、屋上から連れていかれる。
直樹も、タンカーに乗せられる。
直樹にすがりつく香里奈を、横目で見つめながら、
タンカーで階段を降りていく直樹を、優はただ…見送った。